劇場版「コードブルー・ドクター緊急救命」を観た。
感想から言えば普通に面白く観られた。
ただ海猿みたいな感じかと思って観たのもあって
少しイヤけっこう肩透かしを食らっちゃった感じがする。
のっけから乱気流による航空機トラブルと
物語最後に起こるフェリーの事故
この辺は海ほたるへの衝突と言う本来ならけっこうヤバイ状況な筈なのにこれはかなりヤバイとは思えなかった。
そんな危険な状況へいち早く駆け付け負傷者を
救助するそれがドクターヘリの面々たち・・・と
ここまで描けば映画海猿並みの緊張と何が起こるか分からない恐怖でけっこうドキドキの展開が観られると
思っていたらそうでもなかったりする。
勿論、ドクターヘリが駆け付けなければならない
状況なので隊員は忙しく立ち回る姿は描かれていたけれど深く踏み込んでもいないので観ていても緊迫感もなく
強く印象にも残らない。
飛行機トラブルにしても乱気流によりもので墜落するとかでもなかったしフェリーの衝突事故にしても
船体が傾くとか沈没の危険があるとかでも
なかったのでそもそもドクターヘリいる?って
気持ちが頭の隅から離れなかった。
まあ最後の最後で本編の主役みたいな医師が部下の看護師を庇って電流が流れている水中に転落する件があるけどなんせイケメンで主役なので結果は見えているので
ドキドキ感なんて起こる筈もなし
また映画を盛り上げる為か物語冒頭での癌の女の子の件とか終盤のフェリー事故で車内に閉じ込められた親子の父親がパイプでお腹を貫かれ救助しようにもガソリンが漏れていたエンジンカッターが使えない件とかあるにはあるけどどちらもこれはけっこう危ない状況なんだよね~的な
ことが描かれていないので感情移入出来ない。
しかも二つのシーンにはお決まりのお涙頂戴が入っているから観ていて逆に白けちゃう。
あとドクターヘリの隊員の看護師の一人の母親がアル中の患者んとして彼女が務めている病院へ搬送されるんだけど頭に包丁がけこう深めに入っていたりする・・・のにも
関わらず動いてしゃべっているのはどうよ
普通こんな状況じゃ身動きなんて出来ないんじゃない?
映画だから事件は多くしようと思ったのかは知らないけど事故は飛行機ならエンジンが片肺とかで不時着か
フェリーなら船がいつ沈没するか分からない状況の
どちらか良いから一つにしてその分しっかり描いていればより見応えも感動も大きかったんだと思ったりして
まあ、なんか色々難癖付けたっぽ方レビューになったけどこれはあたしがテレビシリーズを観ていないのが
大きいかもしれない
おしまい