「機動警察パトレイバー・THE MOVIE」を観た
物語、冒頭から緊迫感溢れる
自衛隊vs実験レイバーTX-10との戦い
それが終わってタイトルバックが現れる展開は
30年以上経った今でも感動だ
作品が作られたのが1989年の夏頃
まだパソコン自体が一般に普及していなくてOSだって
ウインドーズはなくDOSと呼ばれマウスは使えず
呪文のようなコマンドを使って動かしていた
そんな時代にOSだのコンピーターウイルスだのを使ってレイバーを暴走させると言う作品を作る
なんてマジですごいじゃないか
伊藤和則、河森正治と言ったヘッドギアの力が
大きいだろうもちろん、キャラクターデザインを手掛けた高田明美の存在も大きいのは違いないがアクションと
ミステリーに刑事ドラマをうまい塩梅で融合させた
これがあったからこそヒット一因でもある
ともすれば暴走しがちな監督押井守をなだめすかし
時に力づけたのも彼らだから
実際押井守が単独で撮った映画はアニメにしろ実写にしろ余り一般受けはしないのだから
元から彼はロボットに懐疑的でOVA版の
パトレイバーでもレイバーの活躍は5話と最終話ぐらいでしかなかったし
この映画は尖った監督とそれをうまくコントロールした
ヘッド・ギアの協力と妥協の産物でもある