YouTubeで劇場版「青い空を知る者よ」を観た。
青空はあの花やここさけを制作した田中将賀率いる
「超平和バスターズ」
平和バスターズが作ったのだから面白くて当然だと
思っていたが自分的にはイマイチ乗れなかった・・・
物語は高校卒業を控えた相生あおいは将来東京でバンドをやろうと演奏に日々励む女子高生だ。
16歳上の姉あかねとは二人暮らしで
両親は子供の頃交通事故で他界し姉はそのせいもあって
地元の市役所に就職し未だ結婚もせず妹を養っていた。
そんな折、町の復興イベントで有名な演歌歌手が
やって来てそのバンドの中の一人は姉あかねの
元彼氏だった。
二人は高校生の頃、共に東京で就職しバンドを続けると
誓い合っていたが両親の突然の不幸で慎之助一人が
東京に行ってしまい数十年の時が流れた。
彼はミュージシャンになったものの一発当てることなく
鬱屈した気持ちを抱えていた。そんな中あおいが楽器の練習場所として使っていたお堂に突如高校生の
慎之助が現れた。未だ過去を引きづり生きる姉あかね東京へ出てミュージシャンになる為頑張るあおい
都落ちして故郷へと帰って来た慎之助、
過去から突然現れたしんの4人の物語が今始まる。
と、なんか凄い感動が観られるかと思ったんだけど正直
観た感想はう~ん…微妙かな
ストーリーはテンポよく進み伏線と言うのもなく
最後まで普通に観られるのだ。だがしかし物語には
起伏が必要だけど兎に角この4人はマジで動かない
まあ、あおいだけは動いているけど
他の3人が行動に出ないししんのに至っては
お堂から出ることすら叶わない
最後の最後でお堂から出たと思ったら空飛んじゃってるし姉のあかねも元彼とどうにかしたいと言う風には
見られないし
彼もそれは同じであかねに対する意思表示がまるでない
ワンチャン悪酔いした慎之助を介抱して
彼が宿泊しているホテルの部屋へと行くのだが
慎之助のモーションにあかねは拒絶し帰ってしまう。
でエンドロールではちゃっかり結婚なんかしてる
シーンがしれ~っと挿入されていた。普通これだけ年数が開いていたら幾ら元カレと言っても気持ち離れるよって
二人が結婚するのはストーリー上仕方ないとしても
それならそれで劇中でそうなる描写を描いてないと
つじつまが合わないでしょ
なぜ過去の慎之助(しんの)が15年の未来へ来てしまったのか?慎之助とあかねが元の鞘に収まったのはなぜか?謎は解明されぬまま終わるのってなんかモヤモヤとした
気分が取れないのは如何なものだろうか。
前作「あの花」が良い出来だけあって
今作「空青」が面白いと勝手にハードル上げて
観るとガッカリしちゃうよ。
おしまい